今回は、カマキリ先生に導かれて医師になった私が、なぜ整形外科医になったのか?についてです。
医師国家試験に合格すると、研修先の病院での勤務が始まります。
昔と異なり、研修医は2年の間に1〜2ヶ月ごとに各科を回ります。
おかげで色々な科の診療を学ぶことができます。
この期間の知識だけでは所詮サラッとしたものですが、この0→1の経験を得られることは、救急科での当直や、今後に全身管理をするうえでかなり役立ちます。
経験がない0の分野だとなかなか知見を広めにはいけないですが、1があるとそこから深めていきやすいですし、なにより多くの科の先生に知り合いができるので相談しやすくなることが1番のメリットでした。
研修当初は、子どもが好きだからという、ふんわりとしたイメージで小児科を志望していました。
当直のときにレントゲンは読めた方がいいよな、、という理由で整形外科を研修科として選びました。(必須で回らないといけない科と、希望したら回れる科があります。)
整形外科の研修の最後に、ある手術の執刀をさせてもらいました。
後で思うと完全に先輩医師から操り人形のように操られた手術でしたが、その時の緊張感と、終わった後の解放感と達成感からくる高揚感が、整形外科を目指す大きなきっかけとなりました。
ノリも、優しさで溢れている小児科の先生方より、整形外科のお祭り感が自分には合っていたと思います笑。
今改めて、整形外科を選んでよかったと思います。
この時に操って頂いた先輩方とは今も親交があり、一緒に飲むたびにあの時は操ってくれてありがとうございました!とお礼を言っています。
医療法人 藍泉会
こいずみクリニック
整形外科リハビリテーション科
小泉 宏太
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