警察病院で整形外科医となった私は、1人の先生に師事することになります。
その先生を一言でいえば ”インテリヤ○ザ” でした。
論理立てていない診療をしようものなら、ギロリと睨まれ、グウの音もでないほどに絞り上げられます。
その先生は肩関節医として有名で、回ってくる研修医に肩の関節鏡手術をやらせてみて、見込みのある人を勧誘するスタイルでした。
肩の関節鏡手術は、技術的な問題と、関節鏡画像から立体的に関節の中がイメージできて操作できるかという空間認知的な問題があり、かなり得手不得手がわかれます。
幸いあまり苦もなく手術を進めていく私の様子を見てか、肩関節医として指導して頂ける流れになりました。
パワハラの概念などない時代、それはそれは胃がハスの実になるのではというくらい怒られたおしましたが、それが糧となったことは間違いありません。
私の人生でお師匠さんと呼べる人はその先生を差し置いていません。
さらに、その先生は肩だけではなく膝やリウマチでも高明な先生でした。
整形外科は分野が多岐にわたるため専門分野に特化する医師が多く、そこも型(肩)破りな先生でしたが、その背中をみていたおかげで色々な分野も広く深く勉強するクセがつきました。
それが今のクリニックでの様々な患者さまの診療に間違いなく役立っています。
あのお師匠さんの下で成長したあの懐かしい胃にハスの実がなる日々に戻りたく、、、は絶対にないですが笑、医師としての基礎を叩き込んで頂いた”肩”破りインテリヤ○ザ先生には感謝しかありません。
医療法人 藍泉会
こいずみクリニック
整形外科リハビリテーション科
小泉 宏太
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