タイトルは完全に造語です笑
さて、なぜ肩関節医が整形外科を制するか?(完全に自論)
肩は大きな半球状の上腕骨頭と、肩甲骨側の小さな受け皿とでなるケン玉のような関節(骨と骨の繋ぎ目)です。
このおかげで、人体の中で最大の動き(可動域)がある関節ですが、逆に最も脱臼しやすい関節です。
さらにケン玉と違って、受け皿は縦を向いています。
ケン玉チャンピオンでも、受け皿が垂直な状態では、玉をこの位置に維持しておくことはできないでしょう。
しかし、人体ではこの不安定な関節を脱臼させず周りの袋(関節包といいます)/筋肉(腱板)/靭帯を利用して、見事に安定化(脱臼しないように)させています。
整形外科医はついついレントゲンやMRIなどの画像に頼って、画像でここが悪いからここが痛みの原因なんやろ?と決めつけがちです。
しかし、肩関節医は画像にうつらない関節包や腱板、靭帯などの軟部組織部分の影響で痛みが出ていることが多いため、患者さんはどのようにすれば痛みが出るか?
ということは、どこに異常があるのか?
そこに異常をもたらすような、そもそもの悪い原因は何なのか?
では、どうすれば根本的に良くなるのか?
を考えて実践(治療)します。
このように画像に加えて、軟部組織に注目して診療できるということが、肩関節医の強みだと思います。
逆にこれが一般整形外科医が肩の診断と治療が得意でない理由のようです。
そして、この考え方は肩以外の整形外科疾患の診療にも大いに役立ちます。
だから、やはり肩関節を制する者は、、、
医療法人 藍泉会
こいずみクリニック
整形外科リハビリテーション科
小泉 宏太
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